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20170318SHOCK②

備忘録兼感想の続きです

<プロローグ>
ヤラの「あれから一年、コウイチは病院で寝たきりの姿に。」というセリフから始まる二幕。「なぁコウイチ覚えてる?俺いつもダンスレッスンが辛くて屋上へ逃げて泣いていたんだ。いつだったかな、雨が降っているのに、コウイチがずぶ濡れになって踊っていた。それを見た時に『ついて行けない』って思ったんだ」そのセリフの後にコウイチの死を告げる心電図のピーーという音か鳴ります。
ヤラが苦しんできたことが表されていて胸が苦しくなるシーンです。

DEAD or ALIVE
実はせめたりよりでどあらの方が好きなわたしです。亡霊に扮したダンサーさんたちの雰囲気が最高。わぁぁ!デドアラだ〜〜!!!本物だ〜〜!!って思いながら見ていました。コウイチが登場するときの十字架に張付けにされているようなポーズ、亡霊に死の世界へ引き込まれていくような動き、大好きです。なんせ厨二なもんで(笑)

シェイクスピア
SHOCKといえばのシェイクスピア。生で「絶望して死ね」「裏切り者に死を、その胸に剣を」を聞くことができて感動です。これがあの有名な!って思いながら見ていました。
「極悪非道な人殺しに復讐せよ。これほど悪逆卑劣な殺人はない」「そなたが父を愛していたというのなら悪逆非道の人殺しの恨みを晴らしてくれ」とコウイチがヤラに殺されたと訴えるようなセリフ。ヤラが罪の意識に囚われていることが表現されています。そして「だが、殺されたはずの俺は生きている」というセリフで追い打ちをかけるのです。これを毎日夢に見るヤラの精神はボロボロになっていたことでしょう。まだオーナーが男性だった頃はこの言葉はオーナーに向かって言っていましたが、やはりヤラに向かって言うほうがしっくりきますね。コウイチを殺した本人ですものね。ヤラの罪の意識と恐怖にリンクしていてとても良いです。
リチャード3世では、「やっと不満の冬も去り栄光の夏が訪れた。我が一族に不機嫌な顔を見せていた黒い雲も今は海底の奥深くに飲み込まれたのか影さえも見えない」というセリフはコウイチが、その後ヤラを入れ替わります。「となれば心を決めたぞ」というセリフでヤラとコウイチの声が重なります。この、二人の声が重なるシーンはゾクゾクしました。溢れ出る狂気、取り憑かれたように演じる二人、最高オブ最高です。美しい。震えます。
棺の中からコウイチが出てきた後、刀をヤラの目の前に刺すんですが、床に刺さるということはヤラの悪夢の中の刀も本物の刀ということなのです。「違うんだ待ってくれ」「やめてくれ」とヤラは抵抗しますが、亡霊達に無理矢理刀を抜かされます。そしてもう一度コウイチを殺してしまうのです。毎日、夢を見るたびにコウイチを殺してしまう。あの日から一年もずっとコウイチを殺し続けているのです。自分の犯した罪を毎日突きつけられている。こんなに恐ろしいことがありましょうか。

<戻れない日々>
「汚れた両手で光探すなら」という歌詞が好き。コウイチを刺してしまったこの手は汚れている、でもコウイチが目覚めるという希望の光を探している。そんなヤラの思いが表れているのだと思います。
途中からコウイチが登場し一緒に歌いはじめます。コウイチはヤラの方を見ているけれどヤラは見ていないんですよね。自分のことで苦しんでいるヤラをどうすることもできずに見守っているコウイチ。そしてオーナーも登場し歌いはじめます。この三人の気持ちのすれ違いが切ないです。ヤラはコウイチを刺してしまったことで苦しみ、コウイチはそんなヤラを見守ることしかできず、オーナーはなぜ事故を防げなかったのか、二人に対してなにもできないというもどかしさ。
コウイチとヤラは一緒に踊っているのに別々に踊っているように見えるんです。心が通じあっていないから。オーナーはコウイチの写真を抱きしめます。コウイチが目を覚ますよう祈るように。
歌の最後で、リカと看護婦さんが話をしている間をコウイチが通り抜けます。亡くなったコウイチが二人の間を通りぬけ、当たり前だけれどリカも看護婦さんも気づかない、この演出がとても好きです。

その後、雨が降る中コウイチの病室の窓を見つめるヤラ。どんな気持ちで見つめていたのでしょう。
ヤラに傘を持って来る役はカイトがやっていました。

<復活>
誰もいなくなったステージ上に脳天気に現れるコウイチ。さっきのシリアスさはどこへいったんだというくらいの脳天気さ。私の涙を返せ(いいぞもっとやれ)。
リカが物音に気付き「誰かいるの?」とステージ上に戻って来る時、隠れて驚かせたろっていうコウイチほんと好き。ピアノの上にある自分の写真を顔の前に持ってきて誤魔化していました。その写真を顔の前でグルングルン回しはじめた時は一瞬なにが起こっているのかわからなかったですね。しかも段々回るスピードが早くなる。意味がわからない。声出して笑ったわ。
フクダの「身体はもう大丈夫なのか?」というセリフに「いつも通り小柄だ」と返していました。
「刺さった時は死ぬかと思ったけどな」って爆笑するコウイチに対して、心配したんだ、俺のせいでコウイチが…というマツが健気で泣けました。かわいそう。ただ巻き込まれただけなのに。当の本人は笑ってるし。お前ふざけんなよってなりますよね。

コウイチ「松崎!へんな名前ー!」
マツ「先祖!」
このやりとり天才かと。そんな返しある!?(笑)先祖って(笑)

<New York dream>
オーナーが出てきて久しぶりに一曲やろうとコウイチに言います。オーナーはコウイチが復活した時に戸惑いのような表情を浮かべて一旦ハケるんですが、この時出てきたオーナーは全てを受け入れるというような表情をしている気がします。気のせいかもしれないけれど。

帽子とステッキを渡すのはマツ。ステッキ一回目はコウイチが猫パンチするも全然飛ばずそのまま下に落ちる。マツが拾ってもう一度投げるもシカト。袖の方まで行ってしまったステッキを「おぉーーい!!」と言いながら拾いに行くマツ。最後はちょっとキレぎみで渡してた(笑)

イントロの「光輝くステージは忘れずに待っている♪溢れる情熱消えることなく夢へと変わっていく♪沢山の笑顔と幸せ届けるためもう一度俺のステージへ♪」ってところが大好きで、生で見れたことにテンション上がりまくりでした。きたきたきたー!って感じで。
コウイチとオーナーと福松がNYDを踊っている時、その後ろでコウイチたちにリンクするようにONで踊るヤラ達が出てきます。結局このカンパニーは奥深くでずっと繋がっているのだと感じるシーンなので大好きです。

ヤラはあの劇場でショーを続けている。意地になってんだよ。という会話の時にオーナーが「あなたたちヤラの気持ちわからない?コウイチが戻って来ることを信じて今もあの劇場でショーを守り続けてるんじゃないかしら」と言います。その時のオーナーの聖母みがすごい。オーナー😭😭😭ってなりました。

<higher>
higherもすごく好きな曲です。振り付けももちろんなんですが、歌詞がとても好き。

reach out higher 近づいたmy dream
reach out higher 全てを手にいれて見せる邪魔はいない year
Get dream 成功で何もかも上手くやれる
最高のスポットライト相応しいのはyou or me
No.1の輝きに誰もが嫉妬する
この場所に立つのは自分だけでいい
誰一人俺を越せない 止めてみろ止められるなら
今全てこの手の中に 何もかも変えてみせるさ

ヤラのパートです。歌詞が自信たっぷりな内容になっていますが、本当は不安だらけで仕方が無いけれど、俺が一番、コウイチなんていなくても大丈夫と自分自身に言い聞かせているように聞こえます。ギリギリの状態でステージに立っていることをよく表している歌詞ではないでしょうか。
そんなヤラを心配するかのように、ハマナカがずっとヤラを気にしながら踊っていました。細かいところまで演技がすごい文ちゃんに驚きました。
ヤラの歌が終わっても音楽は終わりません。「もう一曲やるなんて聞いてないぞ」「俺だって知らねえよ」という会話から戸惑っているのがわかります。そりゃそうだ、予定がないのに曲が流れているんだもの。ヤラがみんなに「続けるぞ」と言ったことに驚きました。私が知っている限りあのシーンでそのセリフは言っていなかったから。でもその一言が加わっただけでヤラが戸惑っているだけでなく続けるという選択をしたとわかり嬉しかった。

そこが本当に描いた場所か その輝きが全てなのか
そうじゃないだろう 気づいているはずさ
何もかもが空虚 そうだろう
見てみろよ本当の孤独がお前を呼ぶ
手遅れになる前に早く目を覚ませよ
何が大切なのかお前にはわかるはず
もう一度その心に問いかけてみろ
reach out higher 傷ついたyour heart
reach out higher あの日描いた俺達の夢追い求め ah
何回躓いたって立ち上がれば良いのさ
最高のステージに必要なのはyou and me
自分らしさそれ以上見失わないで
何度でも手を差し伸べるから ah

コウイチのパート。ヤラに対して問いかけている歌詞です。ヤラが一人で苦しんでいるから元気づけてやろう、昔みたいに一緒にショーを楽しもうぜみたいな感じだと思います。でもそれがヤラにとって逆効果になってしまうんですよね。コウイチがどれだけすごい人なのかまのあたりにしてしまう。やっぱりどんなに頑張ってもコウイチに追いつく事すらできないって。

「最高のスポットライト相応しいのはyou or me」に対して「最高のステージに必要なのはyou and me」と歌っているところ、「この場所に立つのは自分だけでいい」に対して「何度でも手を差し伸べるから」と歌っているところ。二人の気持ちがすれ違ってしまっているのが表現されていて好きです。

記念撮影ではコウイチと福松が微動だにせずポーズをとっていました。
好きな花は押し花?好きな食べ物は焼けばなんでもでした。

コウイチ「テラニシ元気かー?」
ラニシ「一番元気!」
コウイチ「ゲンター!」
ゲンタ「ゲンタだよー!」
コウイチ「カイトー!」
カイト「こうちゃんおかえりー!」
コウイチ「お前にこうちゃんって言われるのたまんねぇ!でもゲンタとカイトの年齢足しても俺の年齢に満たない!」
ハマナカとコウイチがハイタッチかなんかした時にハマナカが何かに気づいたような顔をして「コウイチあのさ」って言いかけるんだけど最後まで言えないんだよね。手が冷たいことに気づいたのかな。本当に文ちゃんの演技が細かいところまで徹底していて良かったなという印象です。

<ヤラの告白>
「予備の刀を本物に代えたのは俺だよ」と告白するシーン。つらい。見てるだけで苦しくなってくる。
あの日の大階段が現れ、一番上には本物の刀が刺さっています。この演出最高ですよね。
フクダの「コウイチが走っていく勢いで俺達は繋がっていられたんだ」という言葉に対して「立ち止まったらそこで切捨てられるんだろ」と言います。このセリフでコウイチは初めてヤラの気持ちを知ったのではないでしょうか。俺は仲間を捨てない、走り続ける背中を見せることでみんなを変えたかった、自分はどう思われても構わないみんなが上を目指してくれるなら。そう思っていたコウイチ。ヤラがその行動のせいであんな事故を起こすほど追い詰められていた。良かれと思ってやっていた事が悲劇を生み出したのだ。
コウイチに付いて行こうと焦れば焦るほどみんなが離れていく。だからコウイチがこだわるShow Must Go On を、ショーを壊してやりたかった。そうすることでしかコウイチに勝てなかったから。
そして「俺を殺してくれ。そうすることでしか救われないんだ」とリカにナイフを渡します。しかしリカは「コウイチが戻ってきてまたみんなが一つになれたらいいなぁって思った。たとえそれが幻想でも」「コウイチは病院で息を引き取ったのよ」と言い、持っているナイフでコウイチを刺します。この時一番ショックを受けたのはコウイチ自身だったのではないでしょうか。そう私は思います。リカとオーナー、そしてハマナカはコウイチがこの世にいない事に気づいていたのだと思います。

<It's A New World On The Earth>
リボンフライング。あれってワイヤーつけてないんですよね?腕の力だけであんなに美しく飛べるのは本当にすごい。言葉も出なくなるくらい。羽根でも生えているんですかね?それともこの世のものじゃないのか…それくらい美しかった。
夢幻。迫力と勢いがすごい。見ているこっちまで力が入ってしまうような力強いダンス。衣装がヒラヒラと動くのが力強いダンスとは逆に儚く見え、より迫力が増していた気がします。群舞最高でした。
8連太鼓行く前床にバチ?が落ちていてコウイチがそれを拾って袖に投げていました。たぶん。
8連終わった後にヤラと肩を組み笑いあうところが好きです。やっとコウイチとヤラが同じ方向を向きステージに立てた、二人のこの心が通じあえたのかなぁと思います。やりきったという清々しい表情でした。
夜の海。夜の海はSHOCKの中でYMDと並び一番好きなシーンです。とにかく美しい。ストーリーの中で何度もコウイチが美しいシーンはありますが、夜の海のコウイチが一番美しかった。なぜでしょう。自分が消えることがわかっていて、最後の力を振り絞っているからでしょうか。よく死に際が一番美しいみたいなこと言いますよね。まさにそれだと思います。

<CONTINUE>
歌の途中でSHOCKの様々な曲を取り入れてました。どの年から変わったんですかね。知らなかった。申し訳ないけどこれは変更しないほうが良かったかなぁ。すごい聞きにくい…。
あのシーンってコウイチはヤラにしか見えてないのでしょうか。ヤラとだけ目を合わせますよね。(気のせいかも)CONTINUE見ている時はもうずっと良かったね…一緒にショーができて良かったね…という気持ちでした。


最初の方に力入れすぎて最後が雑になってしまった。申し訳ない。また多分続きを書くと思います。たぶん。
そして座長担でほぼ座長ばっかり見ていたはずなのに、何故かヤラに関することばっかり書いてますね…。話の内容的にヤラに感情移入しちゃうんですよねぇ。
座長に関してはすごすぎて感想がすべて『すごい』か『美しい』になってしまうのです。語彙力の無さがわかりますね。

レオ